お知らせ
先日、てとて保育園では「SIDS(乳幼児突然死症候群)」に関する職員研修を行いました。
SIDSとは、健康に見える赤ちゃんが突然亡くなってしまう原因不明の疾患で、特に生後2~6か月頃の乳児に多く見られることが分かっています。発症のメカニズムはまだ解明されていない部分も多くありますが、正しい知識と予防への意識が大切とされています。
今回の研修では、
・SIDSの概要
・リスク要因(トリプルリスクモデル、ストレスとの関係)
・SIDSを予防するためのポイント
・保育園での安全対策
などについて、最新の情報をもとに確認しました。
また、他園で実際に起きたSIDSの事例をもとに、どのような環境や習慣がリスクとなり得るのか、職員同士で意見交換を行いました。職員一人ひとりが「午睡中はどのようなことに気をつけるべきか」を具体的に考える大切な時間となりました。
【子どもたちの命を守るために職員全員で真剣に学び合いました】
てとて保育園では、毎日の午睡チェックの徹底、うつぶせ寝を避ける対応、午睡時の適切な室温・湿度の管理など、安全な環境づくりに取り組んでいます。今後も大切なお子さまたちの命を守るため、職員全員で知識と意識を深めてまいります。
【睡眠チェックは年齢によって適切な間隔で行い、その都度記録しています】
【布団の間隔を空けて頭の向きをそろえることで、観察がしやすい環境を整えています】
なお来月には、消防署の救命講習、午睡中の呼吸停止を想定したCPR訓練も予定しています。万が一の事態に備えて、迅速かつ的確に対応できるよう日頃からの準備を重ね、安全な保育園づくりを進めてまいります。
保護者の皆さまとも、ご家庭でできる予防法について一緒に考えていけたらと思います。何かご不安なことがありましたら、いつでもお気軽にご相談ください。