お知らせ
こんにちは。てとて保育園 園長の里見です。
てとて保育園では、
食育の目標「5つの子ども像」
① おなかが空くリズムの持てる子ども
② 食べたいもの、好きなものが増える子ども
③ 一緒に食べたい人がいる子ども
④ 食事作り、準備に関わる子ども
⑤ 食べ物を話題にする子ども
厚生労働省から示されているこちらの指針に基づき、食育の活動も大切に取り組んでいます。
てとて保育園には、給食チームがあります。
給食に使用する食材を注文したり、実際に調理を行ったりするのが日々のお仕事ですが、
月に一度、チームメンバーが集まって打ち合わせを行います。
子どもたちが喜んでくれる給食は…?
保護者の皆様が安心して喜んでくれる活動は…?
そんな中で生まれた活動が「うどんづくり」のクッキングでした。
子どもたちを主体に、職員が子どもたちの様子にあった「活動」というエッセンスを少し加えることで、子どもたちがどんどんと広げてくれます。
給食を作ってくれている調理の先生が教室まで来てくれました。
「今日はうどんをみんなで作りますよ」
子どもたちの目は真剣!!
サラサラの粉が塩水を加えると、どんどん固まっていく様子に、驚きの表情!目がキラキラしていました。
「手でこねるのが大変になってきたよ。みんな、手伝ってくれる?」
「はーい!!」
いよいよ、うどんを足でこねていきます。
保育者と手をつなぎながら「1・2・1・2」「おいしくな~れ」
初めての活動でドキドキしているお友達は触るだけ、見るだけとしているうちに、やってみたいな…に気持ちが変わっていきます。
0歳児の子どもたちも独特な感触を楽しみました。
味見したいなとお口が開くお友達もいましたよ。
1歳児クラスさんは、このかたまりがどうやってうどんに変身するのか特別に先に見せてもらいました。
2歳児クラスさんは、お昼寝の後に目の前で作ってもらいましたよ。
うどんをのばしている様子をみて「粘土、おうちにあるよ」と教えてくれる子どもたち。自分の経験と照らし合わせてお話ができるのが素晴らしいですね。
「どうやったら食べられるかな?」
「ちゃぽん!(お湯の中に入れる音)」「ママもにんじん切ったらお鍋に入れるよ」
おうちでの大好きなママの様子をしっかりと見ているんですね。
今日のうどんは手作りの特別うどん。食べている時はとっても静か。おいしくておめめがさがり、ほっぺが上がっている子どもたち。気持ちがたくさんこもっているうどんだから、何倍もおいしいね。
「食べたい」という気持ちがしっかりと育ち、楽しい食事ができるように、これからも様々な工夫を取り入れていきたいと思います。